劇場版はいふり

1/18
とうとうこの日が来てしまった。

8年くらい前に持ち込みをした時、
まさかこんな事になるとは思わなかった。
 
ド深夜なのにわりと人が居た。
 
ブルーマーメイドを飲みつつ絵の仕上げ。
久しぶりのバルト9で2回鑑賞。
合計3回目。

ちょっと前に鑑賞した際、
15歳近く若い制作さんは「面白かったですね」との事だったんだけど、
実はあまり良い印象では無かった。 

で、鑑賞後にその制作さんとお茶した時、
好きなアニメの傾向が世代の違いで感想が全然違う事に気づいた。

死に対する認識が全然違ってるという事。

はいふり世界は「死」が存在するので、
その扱いや認識が違うと見方も全然違う。

制作さんは大義よりも友人家族の為に戦う方が入り込めるらしい。
また、重たい話より軽い方が見やすいのだとか。
おれは大義の為に戦う方が好き。

で、確かに若い人や初見の方は楽しいという反応が多い。
おれのように仕草などに理屈を色々当てはめつつ見ていると情報が抜け落ちてしまう。

あまりにも説明的なカットが削られてて、
反応を見るとここでふるいにかけられてる。
(だから実は何度も見る必要がある)

ちょうど仕事で新宿に来てて、
夕方前には終わってしまったので本当は帰ろうかと思ってたんだけど、
TV版も何回か見てみたら実はすごく面白かったので、
「せっかくだしもう一回見ておくか」という事で、
最速上映で2回見て来た。

音楽とSEの使い方でちぐはぐな印象の部分があるが、
何回か見るとそこまで気にならない。

絵の部分であちゃーという部分はあるし、
それ以外に気になる部分もある。
が、

「おれのために作られたわけではない」

のだ。
評判が良いのが証拠ではないか。
音が素晴らしくて、劇場でしか感じられない音。
ずっと劇場の音響で射撃を観てみたかった。
きっと音響の方はこういうのを望んでたのかなあというくらい響く。
もっと大きくして欲しくなる。
アトラクションっぽい作品になって欲しかったので素晴らしい。
当然だが船のモーション、エフェクト作画もピカ一。

今回は3DCGIモデリング制作協力という肩書になってたけど、
いつも通り、船とプロップなどで参加させて頂きました。
本当に有難うございました。 

で、
クレジットで泣いた・・・。
FreeTurnがね・・・。

ストーリーの事というより、
「このコンテンツを存続させるにはファンの活動が必要なんじゃないか」と。
歌詞にある「半分」というのは「作品」と「ファン(の活動)」なんだな、と。
そう隠喩してる風に思えてぽろぽろと涙が出た。ホントに。

「行ってらっしゃい」という気分でもあり、
「行かないでくれ」という気分。

もうどうしようもない寂しさ。
発表からの1年間、毎日ずっと前夜祭だった。

よく嵐に見舞われる作品だけど、
最後にはちゃんと乗り越えてる。
自分が最初に参加したTVアニメが
オリジナル作品にも拘らずこんなにも愛されてて本当に嬉しい。
ありがとう。

はいふり最高。
ずっと大好き。