3dsMaxを使ってみる_02

※md=モディファイヤ

[UVの転写]
Mayaなら【アトリビュートの転送】だけど、

Maxの場合は「同一トポロジ限定」であれば、
1・コピー元を【UVWアンラップmd】→右クリック【コピー】
2・コピー先を右クリック→【貼り付け】
これで終わり。
トポロジが変わる(頂点番号が変わる、三角形化する等)と使用できない。
※それでもやり方はある。

ただしUVが反応しない場合は法線が問題の可能性もある。
Mayaから持ってきたモデルのUVをコピーする場合、
Mayaで法線を反転してしまうとUVを転写してもレンダリングではエラーが起きる。
他にRoadkillを使用した場合、Roadkillの設定で失敗する事もある。


[UVが壊れる]
【UVWアンラップ】mdの下で作業すると壊れる。
壊れるというか、集約前のUVに戻る。
なので一旦集約する。
ここはMaxの泣き所で、過去のmdを残せない。
なるべくUVは最終段階で行い、ターボはその後に付与する。

【ジオメトリを編集】ロールアウトにある、
【UVを保存】にチェックを入れることでUVを壊さずに頂点移動できる。
非破壊ではあるけど、スタックの下階層で作業すると上階層に影響が出るmdもあり、
上階層に引っ張られて思うように動作しないmdもある。
ターボmdが上階層にある場合、下階層で頂点移動すると自由に動かない等。
ただ、MayaのUV保持と比較して自由度は低く、あまり広い範囲は動かせない。

※また、重要な点として、展開後にオブジェクトを選択しても消えて見える事があるが、
 展開後は「ポリゴンを選択してから【UVWアンラップ】mdを付けないと見えない。
 オブジェクト選択してから【UVWアンラップ】だと見えないだけで、ちゃんとUVはある。

 Maya、SIはオブジェクト選択で既に見えるので最初戸惑った。


[ミラーリング]
【シンメトリmd】、【ミラーmd】ではないやりかた。
①オブジェクトの親(ヘルパーではない)を選択して(ダブルクリックで子供も選択)
②参照軸を【ワールド】
③軸を【起点中心を使用】(②の右隣のボタンを押しっぱなしにして一番下)
メニュー上にある【↑↑】(ミラーボタン)みたいなアイコンで反転。

ヘルパーを使用して移動されたオブジェクトはこれで反転出来るので、
あとは親子付け。



[表示系]
テクスチャ張ったモデルをレイヤーで【フリーズ】すると灰色になるので、
フリーズ状態でテクスチャを表示させておきたい場合は、
オブジェを右クリック→【オブジェクトプロパティ】→【表示プロパティ】→【フリーズをグレーで表示】チェックを外す。
デフォルトで外しておいてくれAutodesk。


[マテリアル]
Maya、SIユーザーにとっては最初かなり壁になる。
その証拠に3dsmaxユーザーにとってはその逆で、
MayaとSIのマテリアルは不便だといわれる。
サブマテリアルという概念がない。


まず、マテリアルはサブマテリアルの親で、
サブマテリアル数にもよるけど、シーン上にこれ1個あれば済む。
たとえば地面系、空系、海系の要素でまとめると3マテリアルで、
その中に地面系には砂漠、草原、黒土などのテクスチャをアサインしたマテリアル=サブマテリアル。
という風に管理する。

ポリゴンにIDを振り、そこにサブマテリアルを入れる。
ポリゴンを選択すると【ポリゴン マテリアルID】に番号が出る。
この番号は【サブマテリアル】と対応してる。

ペンシルはこのサブマテリアルに対して線を設定する。
なので、同じテクスチャだけど線を出したい、出したくないという使い方ができる。

[ペンシルを使う]
・使用マテリアルを知りたい→ポリゴンを選択して【ポリゴン マテリアルID】を確認。
・【マテリアルID】が分かったら【サブマテリアル】の【ID】と照合する。
・【8】キーで【効果】の【ラインセット】で任意のセットを選び、【マテリアル】を【追加】
これで設定する。

とにかく厄介だけどとっかりにはなると思う。

スレートマテリアルはMayaのHyperShadeと似てるけど結構使いづらい。
ネイティブであるコンパクトマテリアルは「シーン上にある全てのマテリアル」が表示されていない。
その証拠にスレートとコンパクトでシーンマテリアルの数が違う。

コンパクトの方でシーンマテリアルの表示のさせ方は、
【ユーティリティ】→【マテリアルエディタスロットを集約】で表示される。

シーンマテリアルという単語はMaya、SIだと
「シーン上に存在するマテリアル全てが表示される」ので、
何も知らないとここで絶対に疑問が出るはず。

とにかくMaxは御三家でも一番別次元に居るというのが正直なところ。
それには理由があるので使用していくうちに分かるはず。

おそらく御三家では最強のツール。
ZBrushが模倣してる部分もあるくらい。